話す前に意識すること
- 感情的にならず冷静でいること。怒っているときは頭が悪くなる。
- 他者がどのように思うかを意識して言動する。
- 他人にこの人は頭がいいと思われれば容易に信頼を得られる。話が通りやすくなる。
- 相手の立場になって考える。相手に「私のためにちゃんと考えてくれている」と思ってもらい、信頼を得る。
- 会話・議論の奥にある、本質的な課題・相手の思いを想像する。
- 議論を前に進めて仕事を進捗する。勝敗はどうでもいい。
- 相手に話が伝わらないのは、話し方ではなく考えが足りないのが原因と考える。
- 「これから話す知識は相手のためになるか?」を考える。
- 相手を無視して、ただ自分の知識を披露したいだけ(=承認欲求を得たい)になっていないか考える。
- 承認欲求を満たす側に回る。
- 誰もが得たい承認欲求を満たす側に回ればコミュニケーションの強者になれる。信頼を得られる。
- 自分はなんでもない人間であるかのように立ち回る。
- 肩書き等の立場に関係なく、相手に親切にすることで承認を得て信頼を得られる。
思考法
- 自分の意見・考えと真逆の意見を調べて話に取り入れると、話を深くできる。
- 統計データに基づいた根拠のある意見にする。
- 自分が使う言葉の意味を理解する。相手がどういう意味で言葉を受け取るかを想像し、定義の齟齬が出ないよう話す。
- 使う言葉や業界の成り立ちを調べると、深い議論や相手と違うアイデアが生まれる。
- 物事の本質を理解して、相手のレベルに合わせて話す。
- 「理解している」とは「ある物事と、別の物事の違いが分かる」ことである(例:専門家は芸術的価値の違いの区別ができる)。
- 結論から話す。(自分のしたい話からではない。)
- 結論が分からない場合は「相手が聞きたいであろう話」から話す。
- 結論から言わずに話すのは、行き先(到達点)が分からない飛行機のようなもの。相手を不安にさせてしまう。
- 結論から話して相手に聞くスイッチを入れてあげる。どんな気持ちで聞いてほしいか考える。
- 証明が可能な客観的な事実と、証明が不可能な主観的な意見は分けて話す。
上手な話の聞き方
- 自分の認識できたことだけを切り取って話を聞いていないか注意する。
- 相手が言いたいことを考えながら聞く。
-自分の言いたいことを考えてはならない。相手からは自己中心的に見える。
- 相手の話を理解しようとする・学ぼうとする姿勢は相手からの信頼を得られる。
- よく聞くための態度
- 肯定も否定もせずに相槌を打って気持ちよく話してもらう。
- 相手の話を良い・悪いと評価せずに「相手がそう思っているだけの話」だとして受け止める。
- 意見を求められてもすぐに答えず、まず肯定して相手の話を全て聞き出す。
- 相手の話が途切れても相手が話し出すのを待つ。
- 相手の話を好奇心を持って面白がって、かつ何かのプロであるという意識を持って聞く。
- 全て正確に聞き終えたら「相手が私に言ってほしいであろうこと」を考えて話す。
- 解決策(または提案)がほしいのか。
- 共感してほしいのか。
- 褒めてほしいのか。
- など
- アドバイスを求められた時の対応
- まず相手の言葉を使ってゴール(到達点)の確認を行う。
- 相手が考えていること・悩んでいるポイントを聞く。
- モヤモヤを吐き出してもらう。自分の考えを先に話すと相手は「自分の考えを聞いてもらえない」と感じる。
- 話を整理して相手の意思決定を助ける。
上手な質問の仕方
- 面接やプライベートで使える質問術(構造化面接)
- 過去の出来事を聞く。
- ある出来事の状況について聞く。
- どう行動したかを聞く。
- どのような結果になったか聞く。
- 今後同じ出来事が起きたらどうするか。 -質問する前に仮説を立てる。もし質問して答えが返ってこない場合は仮説を立てて質問する。
- 教わるための上手な聞き方
- 一度に一つだけのことを具体的に聞く。
- 具体的な目的を知らせる。
- 今までやったことを細かく伝える。
- 「分からない」に至った経緯を話す。
言語化能力を高めるためにやること
- 「やばい」などの安易な表現を使わないようにする。
- 「コミュニケーションをとる」などの抽象的な表現を別の表現に言い換える。